皆さんこんにちは。

今回のブログでは、ワコーズケミカルから発売されているシステムとなるRECS施工についてご紹介して行きたいと思います。

皆さんはRECSという製品が何者かご存知でしょうか?

そして、つたえファクトリーでRECS施工サービスもご提供させて頂いていることをご存知でしたか?

これまでHP内で特に謳われていなかったので知らない方も多いのかな?と思い、今更ながらでご紹介させて頂きますね(>ω<b

このRECSという製品は一言で言うと、吸気経路や燃焼室等に付着堆積したカーボン・デポジットを手軽に洗浄できますという代物です。

近年の直噴や希薄燃焼方式といった高性能エンジンは、省燃費や環境保護の配慮からEGRシステムによって排気再循環を行っているため吸気経路や燃焼室等にカーボン・デポジットが付着しやすく、特に街乗りでの「チョイ乗り」が多い車には、カーボン付着による汚れが非常に多い傾向にあるそうです。

この吸気ポートや燃焼室に堆積した汚れは、吸気効率の低下を招き、アイドリングが不安定になるなどのエンジン不調の原因となり、その清掃となればこれまでマニホールド等を分解しなければならないという重作業を必要としていました。

RECSはマニホールド等を分解することなく手軽に吸気経路や燃焼室等に付着した汚れを清掃することができ、堆積した汚れを除去することでパワー回復や始動性向上、有害ガスの低減と燃費改善ができるという製品なんですね。

ワコーズの製品紹介ページでは、実験結果なども掲載されてたりしますので気になる方はそちらもご参照ください!!

ワコーズRECS製品紹介ページへ>>

前置きの説明はこのくらいにして、RECS施工がどのように行われるのかを紹介して行きたいと思います。

これがRECSで、所謂洗浄液です。

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施工するためにはこの洗浄液の他に点滴器具が別に必要となります。

最初に点滴容器にRECSを適量入れます。

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入れる量は排気量毎に異なり、排気量の1/10を目安に容器に入れます。

例:2000ccの車なら200cc(※この量はあくまで目安です)

RECSを入れた点滴容器を、容器が高い場所に来るよう開けたボンネットの適当な場所にひっかけて吊し、点滴チューブの先端を注入箇所に挿し込みます。

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この注入箇所は車種により異なり、注入箇所毎に点滴チューブ先端のアタッチメントを変更して様々な車種に対応します。

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今回のE91 320iではインマニの圧力センサーを差し込む穴を使って注入しますが、差し込み個所は車種によって変わります。

点滴器具のセットが完了したらエンジンを始動しアイドリング状態にします。

すると、RECSが点滴チューブを伝わって1滴1滴と吸気経路や燃焼室に注入されていくのがよく分かります。

この時、点滴チューブについてるクレンメのつまみで、クレンメの底に溶液が溜まらない程度にRECSの滴下速度を調整します。

このあたりは病院でされる本当の点滴のようです。

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滴下速度の調整後はアイドリング状態でしばらく放置し、容器内のRECSが半分くらいになったら一度空吹かしを行います。

この時、いきなりフルスロットルで空吹かしせず、1000回転⇒2000回転⇒3000回転といったように徐々に回転数を上げ、十分エンジンを慣らしてから空吹かしを少し行います。

空吹かしを行うことで吸気経路や燃焼室等に残留したRECSが燃え、マフラーから白煙がボワ~っと出てきます。

RECS

再びアイドリング状態で放置し、残り全てのRECS溶液を注入し終えたら再び空吹かしを行って残留RECSを焼失させます。

この様子を動画で撮影してみたのでどうぞ(>ω<b!!

空吹かしを終えた後にマフラーのテールエンド先を見ると・・・これがカーボン・デポジットなんでしょうか?

白煙とともに汚れが出てきたあとを見ることができました。

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施工が終了したら試運転を行い、最後に専用テスターでディフェクト確認を行ない異常が無ければ作業は終了となります。

RECSの施工作業自体は30分程度とお待ちいただいての作業が可能となりますが、試運転なども必要となりますので施工を希望される場合は事前にお問合せ下さい!!

RECS施工後はエンジン内の汚れがオイルパン内にたまる為、施工後500kmもしくは1ヶ月を目安にオイルパンに溜まった汚れを綺麗に除去するためオイルエレメント交換とともにオイル交換をお勧めします。

 

私達は、長く快適なBMWライフを満喫いただくため、トレーニングを受けたメカニックがメンテナンスさせて頂きます。

他店でBMWをご購入された方でも「Tsutae’s Check Up」でBMWの診断をさせて頂きます。

つたえファクトリーでは、法定12ヵ月点検以上にBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容は、「即交換」「早期交換」「予備交換」と3段階に分けた診断書をお渡しし、今後のメンテナンス計画についてコスト面も踏まえながらメンテナンスさせて頂きます。

私達はBMWを身近に感じているパートナーとして、様々なご要望にお応えして参ります。

 

それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう!!